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健康コラム

リハビリ

呼吸機能も改善できます!

デイサービスセンター東中野山
[掲載日]2024.01.10

「呼吸は無意識にできる当たり前のこと」と思いがちです。
しかし加齢と共に呼吸機能は確実に衰えていきます。まず、呼吸機能が衰えるとはどういうことでしょうか?

呼吸は、肺の周りにある筋肉が動くことにより成り立ちます。
呼吸に必要な筋肉の総称を呼吸筋と言い、横隔膜や肋間筋などが代表的なものです。

呼吸筋は加齢によって硬くなり、収縮運動を十分に行えなくなります。
それと同時に肺自体の弾力性も衰え、空気を出し入れする力が落ちてきます。
これが「呼吸機能が衰える」ということです。


【呼吸機能が衰えると…】


上の図のように、体の不調につながってしまいます。
また、自律神経も乱れるため、少しのことでイライラしたり、落ち込んだりと、心の不調も招きやすくなると言われています。

そこで今回は、「呼吸機能体操」をいくつかご紹介します。この体操で呼吸筋を鍛えて、柔軟性もUPさせましょう!
※ 肩周りや首周り、腰などが痛む方は、無理に行わないようにしましょう。
※ 椅子に座って行いましょう。

★ 肩の上げ下げ

①鼻から息を吸いながら、肩を上げていく。 この時、足はしっかり地面につけておく。


②口から息をゆっくりフーっと吐きながら、 肩を後ろに回して下ろす。

★ 背中と胸の運動(前後)

①胸の前で両手を組み、鼻からゆっくり息を吸う。


②口から息をゆっくりフーっと吐きながら背中を丸め、腕を前に伸ばしていく。
(お腹をへこませるように意識する)

★ 背中と胸の運動(横)

①お尻の右側に体重を乗せ、右半身のみ上に伸びあがる。
(左側のお尻がやや浮くぐらい)

②お尻の左側に体重を乗せ、左半身のみ上に伸びあがる。
(右側のお尻がやや浮くぐらい)

手足だけでなく呼吸にも目を向けて、健康を意識してみてはいかがでしょうか?

寒くなり、風邪も流行る時期です。体調に気を付けて、この冬を乗り切りましょう!

デイサービスセンター東中野山 / 理学療法士 金子
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