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健康コラム

リハビリ

自宅でできる認知症予防

アクティブデイできじま(通所介護)
[掲載日]2022.12.07

12月になり、寒さが増してきましたね。
寒い冬場はなかなか外出が難しく、自宅で過ごす時間が増えてくるかと思います。
そこで今回は自宅でできる認知症予防をいくつかご紹介します。

まず、認知機能は大まかに分けて以下のように分類できます。
① 記憶力(即時記憶、短期記憶、長期記憶など)
② 注意力(持続性注意、選択性注意、分配性注意など)
③ 計算力
④ 見当識(日付や時刻、場所など)
⑤ 遂行能力(物事を行う際に計画的、効果的に行動すること)
⑥ 判断力
⑦ 言語能力
⑧ 社会的行動力(円滑な対人関係を形成、維持すること)
加齢に伴い認知機能は低下していきますが、どの機能から衰えていくかは人それぞれです。
脳トレーニングを行い、認知症予防に努めていきましょう。

◆ 二重課題

2つのことを同時に行うことを2重課題と呼びます。
脳に刺激を与える効果があるため、認知症予防に効果があると言われています。
動作や思考が止まってしまわないように注意しながら行いましょう。

① 立位や座位でリズムよく足踏みをします。
② 足踏みをしながら、野菜の名前を10個あげましょう。

◆ 指さしトレーニング

運動の命令を出す「運動野」と記憶や学習に関連する「前頭前野」などが活性化されて、
認知症予防に効果があると言われています。

① 両手をぐーに握り、右手は親指を立てます。左手は人差し指を立てて、右手を指します。
② 次に左手の親指を立てます。右手は人差し指を立てて、左手を指します。これを交互に行っていきましょう。

 

◆ 色読み脳トレーニング

脳の思考や判断をつかさどる「前頭葉」を活性化するトレーニングです。

・まずは文字の「色」を読みましょう。


・今度は文字の「読み方」を読みましょう。


惑わされないで答えられましたか?頭の切り替えが大切になります。
(答え)
 色  :緑、赤、ピンク、黒、青、紫
 読み方:赤、青、緑、黄、黒、金

◆ かな探しトレーニング

注意力や遂行能力を鍛えるトレーニングです。
新聞の中から指定した平仮名を探しましょう。


余裕のある方は記事の内容も把握するようにすると二重課題にもなります。

実際にやってみると難しいものもあったかもしれませんが、間違えてしまっても考える工程が重要になります。
脳が活性化されることで認知症予防にも繋がりますので、トレーニングを続けてみて下さいね。
アクティブデイできじま(通所介護) / 作業療法士 坪井
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