食欲とスポーツの秋！！ 栄養と運動の秘密

リハビリと聞くと運動で筋肉をつけ、心身共に元気になるというイメージが強いと思います。
実は運動をしても食事をきちんと摂らなければ筋肉がつかないどころか、逆効果になってしまうことがあります。

そこで今回はリハビリの効果を最大限発揮できるように栄養と運動について紹介していきたいと思います！

筋肉を作るためのたんぱく質やエネルギーが足りないと、
身体は筋肉を分解してエネルギーを得ようとするため、筋力が低下してしまうことがあるためです。
BMIが重要と言われています。BMIとは身長から見た体重の程度を表す体格指数です。
BMI(kg/㎡)=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で求められます。
18.5未満は低栄養の可能性があります。
　例）体重60kg、身長170cm　BMI＝60÷1.7÷1.7＝20.7

また筋肉量は二の腕やふくらはぎの太さを測ることで筋肉量が少ないか簡単にチェックができます。
【筋肉量低下の目安】
　◆二の腕：　二の腕の中心の太さが21cm以下
　◆ふくらはぎ：　一番太い所が30cm以下
前提としてバランスの良い食事をとることが大切です。
加えて、運動の後にタンパク質とエネルギーを摂取すると、筋力や持久力が増加し運動の効果がアップします。
タンパク質と糖質が含まれている牛乳は気軽に摂取できるのでおススメです。
コップ一杯（250ml）を目安に飲みましょう。
牛乳のような乳タンパク質にはBCAAといわれるアミノ酸が多く含まれており、
筋肉を効率よく活動させ、運動機能の向上や、運動後の疲労を軽減してくれます。
片脚立ちとスクワットです。

「片脚立ち」

1.　転倒しないように、必ずつかまるものがある場所に立ちます。 2.　床につかない程度に、片脚を上げます。 回数：左右各３０秒間で2セットを1日３セット POINT 支えが必要な人は十分注意して、机に手や指先をついて行います。

「スクワット」

1.　足を肩幅に広げて立ちます。 2.　お尻を後ろに引くように、2～3秒間かけてゆっくりと膝 を曲げ、 ゆっくり元に戻ります 。 回数：10回で１セットを、１日３セット スクワットができない場合 イスに腰かけ、机に手をついて立ち座りの動作を繰り返します。 机に手をつかずにできる場合はかざして行います。

このように運動の効果を十分に引き出し健康で丈夫な体を作るためには、栄養も大切な要素の一つです。
まずは、いつもの食事に牛乳を1杯、空いた時間に運動を行ってみてはいかがでしょうか？