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認知症予防の食事とは?

関川愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2021.03.03
生後いったん正常に発達した種々の精神機能が減退・消失することで、
日常生活・社会生活に支障をきたした状態を認知症と言います。

記憶障害と知的障害の損失で定義されている疾患で、
主に脳血管性とアルツハイマー型の2つに分けられます。

脳血管性認知症は、脳梗塞後に発症しやすいと考えられているため、
基本は脳血管疾患を予防する食事方法と共通しています。

認知症の予防に大切なことは生活習慣の改善と食事から、
脳の老化予防をして健康を維持することです。
1.バランスの良い食事
たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルの栄養バランスの良い食事をすることは、
脳に必要な栄養素を補うことができます。
  
2.摂取エネルギー量(カロリー)を守る
摂取エネルギー量(カロリー)に気を付けることで肥満を予防します。
肥満はアルツハイマー型認知症になりやすいだけではなく、
内臓脂肪の蓄積によって高血圧や糖尿病等を引き起こします。
3.塩分を控える
脳血管性認知症は脳梗塞との関連性があり、脳梗塞の背景には高血圧が存在している場合が多いです。
高血圧予防の為に、減塩をし、血液中のナトリウムを排泄する働きのあるカリウムを多く含む野菜や果物、海藻を補いましょう。
  
4.間食、糖分を控える
糖尿病は脳血管性認知症、アルツハイマー型認知症の発症リスクを高めます。
血糖値をコントロールする為にも、糖分の多い甘いお菓子、麺類やパン等の炭水化物中心の食事を控えましょう。
野菜やきのこ類、海藻類から食物繊維を摂取し、血糖値の上昇を抑えましょう。
5.自分で調理すること
自分で調理することも認知症予防としておすすめです。
調理は何を作ろうか?材料はどうやって切ろうか?など複数の作業を同時に行うので、特に頭を使っています。
また、調理作業は立って行うことが多いので、身体機能も維持できます。
調理は一度に頭も体も使い、脳を活性化させると言われ、認知症予防にも効果があると期待されています。
 
関川愛広苑 通所リハビリテーション / 管理栄養士 宮村
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