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便秘の解消・予防で気を付けたいこと

豊浦愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2021.01.06
便秘とは便が長い間、腸内に留まり排泄されない状態をいいます。
1日1回排便があるのが理想的とされていますが、個人差もあり
2~3日に1回でもすっきり排便できれば問題ありませんが、そうでない場合は便秘と考えます。

高齢になると筋力の低下や、寝たきり、運動不足により大腸の動きが低下します。
他に食物繊維や水分の不足により便が硬くなることや、
食事摂取量が低下し便を作る量が足りないことも原因と思われます。

便秘の予防や解消の為に、食事や生活で気を付けることを、ご紹介したいと思います。

❏ 食物繊維を多く摂りましょう
食物繊維には、不溶性と水溶性の物があります。
不溶性は野菜や豆類、きのこ類などに多く含まれます。
水溶性は海藻やこんにゃく、果物などです。
  
❏ 腸内バランスをよくする食品を摂りましょう
ヨーグルトや納豆、漬物など乳酸菌腸内の 善玉菌を増やし、腸の運動を活発にします。
またヨーグルトや乳飲料に含まれるビフィズス菌のえさとなるオリゴ糖が含まれるバナナなども一緒に食べると良いです。
  
❏ 水分は十分に摂りましょう
便を軟らかくする為に、必要です。
また、 朝起きてすぐ冷たい水を飲むと腸の刺激し、 排便を促してくれます。
  
❏ 3食規則正しく食事をしましょう
毎日3食しっかりと食べることで、腸が活発になり、食べ物が入ったことで便が出易くなります。
❏ 朝はゆとりを持って、我慢せず便意を感じたらすぐトイレに行きましよう


上記にあげた内容は、主に弛緩性・直腸性便秘に対するものです。
ストレスや自立神経の乱れによって起こるけいれん性便秘の場合は、
冷たすぎる食品や不溶性食物繊維は避け、水溶性食物繊維を摂るようにしましょう。
またガスを発生し易い食品は摂取を控えるなど、対応が異なりますので、注意して下さい。
豊浦愛広苑 通所リハビリテーション / 管理栄養士 小林
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