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健康コラム

リハビリ

座ってできる!着替え動作を行いやすくするための体操♪

豊浦愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2020.12.02

みなさんこんにちは!
12月入り、冬らしくなってきましたね…。

寒い時は外に出たくなくなり、温かい部屋で快適に過ごしたいものですが、
このご時世ですから換気をしっかり行ってください。
また、換気中は寒くなりますので、しっかりと温かいものを羽織りましょう。

さて、今回は着替えが行いやすくなる体操を紹介しようと思います。
寒くなって着込む枚数が増えて服の脱ぎ着や、ズボンの脱ぎ履きが難しくて困っている方必読です!

着替えの動作は年齢と共に行いにくくなります。
以下の項目に当てはまる方は、この後紹介する体操を行ってみてください。

<上衣>

□ 襟ぐりから首を出す
□ 袖に腕を通す
□ 襟元を直す
□ 服のすそを持ち、腕を上げて服を脱ぐ

<下衣>

□ パンツ・ズボンのお尻部分が上げにくい
□ 足先にズボンが通しにくい
□ 靴下をつま先にかぶせにくい
□ 立って着替えるのが難しい


上着を着るための体操(目的:肩まわりの柔軟性を高めます)

① 肩回し
目的: 肩甲骨周囲の筋肉の柔軟性高め、腕を動かしやすくします。
方法: 肩に手を置き、横から見て肘で大きな円を描くように肩を回します。
回数: 前まわし・後ろ回しを10回ずつ行います。


② 胸張り
目的: 胸の筋肉の柔軟性を高め、腕を上げやすいように姿勢を整えます。
方法: 頭の後ろで手を組み、胸を張ります。頭の後ろで手を組むのが難しい方は両手を横に大きく開きましょう。
秒数: 10~20秒保ちます。




③ 腕伸ばし
目的: 腕、肩、肩甲骨周囲の筋肉の柔軟性を高めて腕を動かしやすくします。
方法: 片腕を頭の上で曲げ、反対の手で肘を押さえます。
秒数: 片腕10~20秒保ちます。反対側も同様に行います。



ズボン・靴下を履くための体操(目的:腰まわりの柔軟性を高めます)

① 前屈
目的: 足元まで手を伸ばすことができるように背中の柔軟性を高めます。
方法: 足を閉じて椅子に座り前屈をします。足が開かないようにしましょう。
秒数: 10~20秒保ちます。


② 膝かかえ
目的: 靴下などを履きやすくするために膝・股関節の柔軟性を高めます。
方法: 片方の膝を曲げ両腕で抱えます。
秒数: 10~20秒保ちます。反対側も同様に行います。


③ 片足上げ
目的: ズボンなど着替える姿勢を保ちやすくします。
方法: 片足をあげたまま保ちます。椅子の背もたれに寄りかからないようにしましょう。
秒数: 5秒保ちます。反対側も同様に行います。


④ 片側お尻上げ
目的: パンツ・ズボンのお尻部分をあげやすくします。
方法: 両肩は地面と水平に保ち、片方ずつお尻を上げます。
回数: 左右交互に10回繰り返します。


※痛みの出ない範囲で行いましょう。

いかがでしたでしょうか?
体操の前後で着替えが行いやすくなったか確認してみましょう!

少しでも着替えが行いやすくなった方は、ぜひ続けてみてください♪
慣れてきたら回数を増やして行きましょう!
豊浦愛広苑 通所リハビリテーション/ 理学療法士 清野・小林
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