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健康コラム

リハビリ

自分に合った杖で歩きましょう

アクティブデイできじま(デイサービス)
[掲載日]2020.08.05
早速ですが、みなさんは自分に合った杖を使っていますか?
どうだろうと思われた方や不安に思われた方は、ぜひこのコラムを読んで気にかけて頂けると幸いです。

杖についておおまかに説明すると、体を支えて歩行時の助けとする目的で使用されるものです。
種類(形)も多くあり、1本杖(T字杖)や4点杖、松葉杖等挙げることができます。
歩行補助具の1つとして広く使用され、かつみなさんの身近な存在となっている物と言えます。

そこで今回、皆さんが多く使用されている1本杖(T字杖)と4点杖について、
特徴や適性等を説明したいと思います。

◆杖の高さの合わせ方を説明致します。
写真のように合わせて下さい。
高さが合っていないと、かえって姿勢が悪くなり歩きづらくなることがありますので、ご注意下さい。



◆次に杖の選び方について説明致します。
○1本杖(T字杖)

特徴は、地面と接する杖先が1点の物です。
シンプルな形状で比較的軽量のため、高齢者が持ってもそれほど負担になりません。
しかし、体重の約6分の1までしか補助できない面があります。
その為、自力歩行を軽度にサポートする目的で使用される方に適しています。
○4点杖

特徴は、地面と接する杖先が4点の杖のことです。
支えてくれるポイント(支柱)が多く、安定性が高いという利点があります。
しかし、段差のない平らな場所(病院や介護施設)などでは非常に便利ですが、
屋外等の平坦でない段差のある所ではかえって不安定になりやすく転倒するおそれもあります。
4点杖は、1本杖では足元が安定しない、脚力が低下しているという方や、姿勢が悪い方、
背骨が曲がった方に適しています。

◆最後に杖ゴムの交換時期について説明します。

使用頻度によりますが、中には杖ゴムの溝がなくなった状況で使用されている方もいらっしゃいます。
そのまま使用することで、雨や雪等の路面が悪い時に滑りやすい危険性があります。
減り具合をみながら使用し、減りが大きくなった際は交換することをお勧めいたします。
杖ゴムの交換は、介護用品を取り扱っているお店で行うことができます。

↓使用可能な状態 ↓交換したほうが良い状態

杖の説明をさせて頂きましたが、自分に合った杖で安心して歩けるようにしましょう。
アクティブデイできじま(デイサービス) / 理学療法士 土手下・佐野
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