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健康コラム

リハビリ

ひっそり治そう尿漏れ予防体操

中条愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2019.07.03
今年も、早くも半ばを過ぎてしまいましたが暑さはこれからが本番です。
体調管理には充分気をつけたいところですね。

本日は尿失禁(尿漏れ)がテーマです。

尿漏れには大きく分けて4つのタイプに分類されます。
(1)咳やくしゃみをした時など、お腹に力が入った時に漏れてしまう腹圧性尿失禁
(2)トイレに向かうまでやズボンを下ろしているときに漏れてしまう切迫性尿失禁
(3)尿が出にくくなる排尿障害が原因の溢流性(いつりゅうせい)尿失禁
(4)排尿機能は正常なのに身体運動機能の低下や認知症が原因でおこる機能性尿失禁

その中でも腹圧性尿失禁に効果があるといわれている体操を紹介します。

当サイトでも1度紹介されていますが、今回は『ペットボトル』を使用した方法を紹介したいと思います。
どこに、どの程度の力を入れたらいいかわからないという方にオススメです!

立った状態と座った状態で行う方法がありますので、ご自分に合った方を試してみてください。

~立った状態~

① 2Lのペットボトルに水を入れます。
 ※最初は500mlのペットボトルや空っぽの状態から始めても良いかと思います。

② 太ももの間にペットボトルを挟み、手を放します。
 ※この時にペットボトルが落ちないように、太ももの内側に力を入れます。

② 5秒力を入れて、緩めるを10~20回繰り返します。
 ※力を緩める時にペットボトルが足に落ちないように注意して下さい。


~座った状態~
① 空の状態の2Lのペットボトルを用意します。

② 太ももの間にペットボトルを挟みます。

③ ペットボトルが凹むくらい力を入れ、緩めるのを10~20回
 ※「ボコッ」と音が鳴るくらいつぶせるとなお良いです。

④ ペットボトルが落ちないように立ち上がり、ゆっくりと座ります。10~20回

  


尿トラブルは生活の質(QOL)を脅かし精神的苦痛や、生活の活動性の低下につながります。
歯磨きをしている間やテレビを見ながら等少しの時間でもできる体操です。

ぜひ、体操を行い苦痛を軽減させ、生き生きとした生活を送りましょう!!
中条愛広苑 通所リハビリテーション/作業療法士 加藤 健太
長谷川愛理
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