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健康コラム

リハビリ

転ばないための足趾運動

豊浦愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2018.6.6
みなさん、ここ半年~1年の間に転倒はしていませんか?
転倒を経験することで、歩くことに不安や恐怖を感じたり、歩くことへの自信を失ってしまう可能性があります。
転倒を防ぐには転ばないための“環境づくり”と“身体づくり”が重要になってきます。

【なぜ転んでしまうのか】
大きな原因として内的な要因と外的な要因にわけられます。

●外的要因 … 環境面
 ・靴(脱げやすい、滑る素材)
 ・床(でこぼこ、段差、滑りやすい床)
 ・明るさ ・障害物(コード、マット、カーペット) など

●内的要因 … 自分自身の体の状態
 ・身体機能の低下(筋力・バランス・立位・歩行能力など) ・認知機能の低下
 ・視覚、聴覚機能の低下
 ・薬の副作用
 ・失神 など

今回は体づくりのほうで特にバランスをとったり、歩くスピードを調整する時に
重要となってくる足部・足趾に着目して体操をいくつか紹介したいと思います。

<足首まわし>
  

①  椅子に座り、片手は足首,もう片一方の手は足の指を持ちましょう
②  ゆっくりと大きく内回しと外回しを10回ずつ行いましょう
<足趾伸ばし・足趾じゃんけん>
  

①  椅子に座り、足の指を開く・握るを10回行いましょう
②  足の指でグー・チョキ・パーをゆっくり10回行いましょう
<新聞紙丸め>
  

・ご家庭にある新聞紙やチラシを足の指を使って丸めましょう


足の指が動きやすくなると地面にしっかり足がつき、腹筋にも力が入りやすくなります。
また、足の機能に大切な筋肉を積極的に動かすことで、バランスを崩した時にも柔軟に
対応できるようになり、思わぬ転倒の予防に繋がります。

転ばぬ先の杖はまず『足』からです。
いつまでも元気に歩けるようにできる体操から行ってみましょう。
豊浦愛広苑 通所リハビリテーション / 理学療法士 五十嵐 唯
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