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健康コラム

リハビリ

なぜ夜中に足がつるのか?

アクティブデイしばた緑町(デイサービス)
[掲載日]2018.4.4
当デイサービスをご利用の利用者様より、
「夜中に突然足がつって、その痛みで起きてしまう」 こんな時どうしたらよいのでしょうか。
また、普段からどんなことをしていれば予防につながりますか? と言ったご相談をよく受けます。
皆様もこんな経験一度はあるのではないでしょうか。

そこで今回は、足がつらないようにする対策をいくつかご紹介いたします。

1. 足がつる理由

意識していない強い筋肉収縮が突然発生し、つって痛みを伴う症状を俗に「こむら返り」と言い、
医学 用語では「有痛性筋痙攣」とも表現されます。筋肉の約60~70%は「水」で作られています。

睡眠時は 汗を多くかいており体内が脱水傾向にあります。
さらに全身をほとんど動かさないため、心拍数も減り、 血行は低下しています。
足の筋肉が冷え血管も収縮し、血行はさらに悪くなり筋肉のバランスが崩れた ときに発生しやすくなるのです。
足がつった時は筋肉、身体が水を欲しがっているサインなのです。

2. 予防方法と対策

① 普段からの水分摂取と夜就寝前の水分摂取
 予防策として心がけたいのが、普段からの水分摂取と就寝前のコップ1杯の水を飲むことです。
 人間は 睡眠中の発汗で500ccほどの水分を消費するためイオンのバランスが崩れるため就寝前は水分を補給 しましょう。
 またそれによって老廃物がしっかり排出されて足がつりにくくなります。

② 身体に悪影響なものは控える
 アルコール、タバコの減量、ヒールが高いような疲れやすい靴を避けるようにしましょう。

③ 適度な運動およびマッサージ
 マッサージは、足首から膝の方向へ揉んでいきます。
 踵を上げ下げする運動の他に足のつま先を上げたまま 保持して下腿三頭筋をストレッチする方法もあります。

a.踵を上げ下げする運動(つま先立ち) b.下腿三頭筋のマッサージ
 
マッサージは、足首から膝の方向へ揉んでいきます。 踵を上げ下げする運動の他に足のつま先を上げたまま保持して下腿三頭筋をストレッチする方法もあります。

アクティブデイしばた緑町 / 理学療法士 目黒 則行
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