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健康コラム

リハビリ

廃用予防~下肢の拘縮予防の体操~

デイケアセンターきざき
[掲載日]2017.11.1
私たちの体は、じっと動かさないままの状態でいると、様々な弊害が出てきます。
その弊害の1つが拘縮です。

拘縮とは、関節を動かさないことにより、関節包や靭帯、筋肉などが硬くなり、
関節の動きに制限が出る状態をいいます。

下肢の拘縮が起きると、自分で立てなくなったり、歩く時につまずきやすくなったりします。
そこで今回は前回の上肢編に引き続き、ご自身でできる下肢の拘縮予防(ストレッチ)の体操をご紹介します。

1.股関節
片脚を抱えて、胸に引き付ける。
2.膝関節
バスタオルを足にかけて引き付ける。膝はしっかりと伸ばす。
3.足関節
後ろ足のふくらはぎを伸ばす。膝は伸ばす。

★ポイント:① 息を止めずに、呼吸はゆっくりと
      ② 15~20秒ゆっくりと伸ばして、3セット。グイグイ伸ばさない。
      ③ 絶対に痛みを感じないように。イタ気持ちいい程度にしましょう。
      ④ お風呂後にやると効果的。朝晩2回程度やりましょう。
4.起立台 5分程度 1日2回
写真のように壁を背にしてこの本の上に足先を載せます。
この時、踵は床につけましょう。

できれば近くに安定した椅子などを置きましょう。

■簡単な起立台の作り方
用意するもの:百均のガムテーム・滑り止め、週刊マンガ雑誌2冊



こんな形でガムテープで固める。
(なんか汚い。。。)
同じものを2個重ねる。
(下手。。)
滑り止めをつけて、完成。
足首が硬い方は1冊でもいいかもです。(なんとかなる。)

下肢の状態は歩行に影響します。ストレッチは継続して行いましょう。
デイケアセンターきざき/理学療法士 清水 広記
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