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廃用予防~起立性低血圧と予防運動~
アクテイブデイできじま(デイサービス)
[掲載日]2017.5.10
[掲載日]2017.5.10
起立性低血圧とは?
起立性低血圧とは、立位をとった際に生じる過度の血圧低下です。症状としては、立ちくらみ・ふらつき・めまい・霧視などが現れます。
血圧の低下により、脳や全身(特に脳)へ血液が行き渡らないことにより発生するため、その原因も多岐に渡ります。
以下に主な原因を挙げます。
① 循環血液量の減少(全身の血液の量そのものが少ない):脱水(長期臥床でも起こる)、出血、利尿剤の服用など。
② 心臓のポンプ機能不足
③ 血圧調節能力の異常:長期臥床・高血圧・加齢、服薬(降圧剤など)、種々の神経疾患による自律神経機能異常など。
起立性低血圧の予防運動
様々な原因のある起立性低血圧ですが、以下では運動による予防方法をお伝えします。① つま先・かかとあげ運動
ふくらはぎの筋肉の作用により低血圧を防ぐことができます。
そのほかには下肢の運動や散歩等日頃体を動かすことが重要です。
生活面での注意
立ち上がったり、起き上がったりするときには急に起き上がらずにゆっくりと起き上がることで急激な血圧の低下を防ぐことができます。
また食後にも起立性低血圧になりやすいので注意しましょう。
もし起立性低血圧になってしまったら…
起立性低血圧の症状(立ちくらみ・ふらつき・めまい・霧視等)が出たら、速やかにしゃがむまたは近くにある椅子等に座り頭を下げ、症状が落ち着くのを待ちましょう。
そうすることで起立性低血圧の症状を緩和し、転倒も防ぐことができます。
高齢者の転倒例の中には、起立性低血圧が関与するものもあると言われているため、
起き上がる際には注意が必要です。
また、できるだけ症状が出現しないよう、日頃から長時間の臥床を避け、廃用症候群を予防していきましょう。
アクテイブデイできじま(デイサービス) / 佐野 直哉・丸山 拓也
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