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秋の味覚を楽しもう!

新井愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2016.10.05
暑かった夏も終わり、過ごしやすい季節になりました。
様々な作物が収穫され、おいしい時期を迎えています。食欲の秋も本番ですね。
今回は秋の味覚と、旬の食材を食べることの大切さについて考えてみたいと思います。

いわし、さんま、さばなどの青魚は、脂がのっている秋が旬です。なかでもさんまは漢字で「秋刀魚」と表され、秋を代表する魚です。秋のさんまは脂肪分が多く、口先が黄色いものほど脂がのっています。脂には血液をサラサラにするEPA(エイコサペンタエン酸)や、頭の回転が良くなるといわれるDHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれています。また、良質なたんぱく質やビタミン類も豊富です。塩焼きが代表的な食べ方ですが、揚げ物や蒲焼きにすると食べやすくなります。

秋が旬の野菜は、さつまいも、さといも、長いも、ごぼうといった根菜類が多いです。根菜は冬に向けてエネルギーを蓄え、体を温めてくれるので、これから寒くなっていく時期にぴったりです。夏の料理で疲れ気味の胃腸の調子を整えてくれます。また、しいたけ、しめじ、まいたけといったきのこ類も、その豊富な食物繊維で胃腸の調子を整え、夏の間に奪われた体力を回復してくれます。りんご、梨、柿、ぶどう、いちじくといったような果物も旬ですね。特に柿はカリウムを多く含み、体内の塩分を体外に出す働きがあります。 

このように、秋が旬の食材はたくさんありますが、最近では野菜や果物の栽培方法や保存技術が進み、外国からの輸入品も出回るようになりました。そのため、一年中豊富な種類の野菜や果物が手に入り、年間を通して食べられるようになりました。年中出回っているものでも、旬になると露地栽培が増えて栄養価も高くなり、収穫量も多くなることから値段も手頃になります。

献立に変化を取り入れて、季節感のある食事にするためにも、安くておいしい旬の食材を上手に利用していきたいものですね。

ちなみに、りんごは底の部分が黄色っぽく、たたくと金属音がするもの、ぶどうは粒に張りがあって色の濃いものが良いといわれています。選ぶときの参考にしてみてください。









新井愛広苑 通所リハビリテーション / 管理栄養士 山保智美
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