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嚥下障害のリスクと誤嚥性肺炎
豊浦愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2016.02.03
[掲載日]2016.02.03
誤嚥性肺炎とは?
私たちは食事をするとき、食べ物をみて口に入れ、噛んで飲み込みやすくしてから胃へ送り込みます。
この中の“飲み込んで胃に送り込む”動作を嚥下と言い、
その際にうまく食べ物が食道を通過して胃に送り込むことができず、誤って気管へいってしまうことを
「誤嚥」といいます。
食事中によくムセたり、喉につかえたような感覚がある方は要注意です。
放っておくと、食べ物や飲み物を十分に摂れず、栄養や水分が不足して体力低下に繋がってしまいます。
誤嚥によって食べ物や唾液と共に細菌が気管に入り込むことで発症する肺炎を「誤嚥性肺炎」と言います。
誤嚥性肺炎予防のポイント
(1) 飲食物の誤嚥を防ぐ
● 適度な水分を含ませる
パサパサしたものは飲み込みにくいので、適度な水分が必要。
● ツルンとさせる
ゼラチンなどで固めると、口の中でばらけることなく喉ごしが良い。
● 油脂やつなぎでまとめる
マヨネーズやドレッシングなどの油性のソースで食材をまとめる。
ひき肉などは卵や小麦粉などのつなぎを混ぜて加熱する。
● とろみをつけてばらけるのを防ぐ
食材にあんかけし、口の中でばらけるのを防ぐ。喉ごしも良くなる。
● サラサラした液体にはとろみをつける
お茶などの液体にはとろみはつけて、ムセを防ぐ。
(2) 口腔内を清潔にしておく
(3) 胃から食道への逆流を防ぐために食後すぐに寝ずに起き上がった姿勢で過ごす
(4) 肺炎にかかりにくい体力をつけておく
豊浦愛広苑 通所リハビリテーション/管理栄養士 宮村 愛
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