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認知症を予防しましょう
新井愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2015.06.03
今回のテーマは認知症です。認知症は、最近ますますTVや新聞で取り上げられることが多くなりました。[掲載日]2015.06.03
認知症高齢者の人数は、2012年の時点で全国に約462万人と推計されており、
厚生労働省は、2025年には700万人を超えるとの推計を発表しました。
これは、65歳以上の高齢者のうち、5人に1人が認知症に罹患する計算となります。
○ 認知症とは?
人間の活動の大部分を司っているのは脳です。脳がうまく働かなくなると、気持ちのコントロールや身体の動きがスムーズにできなくなります。
認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりしたために
さまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出る状態のことを言います。
○ 認知症の症状
認知症には様々な症状があります。代表的なのが、昔のことや直前の出来事が記憶からすっぽりと抜け落ちてしまう、
日時・場所や方向がわからなくなる、洋服の着方や鍵の開け方など動作の手順がわからなくなる、といった症状があります。
○認知症の予防
認知症の予防にはいろいろありますが、重要なことは、脳を動かすことと生活習慣を整えることです。
<脳を動かしましょう~脳トレ~> 計算や字の読み書きをする ☆買い物に行ったときに買ったものの計算をする。新聞の短いコラムなどを書き写して 声に出して読む。 毎日日記を書く、本を読むなど、脳の刺激になります。 音楽や芸術に触れる ☆好きなうたをうたうことは、脳も身体もリラックスします。 また、塗り絵や絵を描くことは、どこにどんな色を塗るかを考えながら行うので脳の刺激になります。 行ったことがなくても、新しいことに挑戦することも良いでしょう。 麻雀・囲碁・将棋・オセロやパズルを行う ☆好きなこと・楽しいことを行うことで、脳が元気になります。 昔の話を思い出し、お話をする ☆懐かしい昔話を思い出しながら話すというのは、脳を刺激し、気持ちも穏やかになります。 <生活習慣を整えましょう~生活習慣病を予防しましょう~> 生活習慣病とは、糖尿病・脂質異常症・高血圧・脳卒中・肥満などを指します。 高齢者の生活習慣病は増え続けており、認知症と大きく関連している事も分かってきました。 食生活の改善をする ☆食べ過ぎや飲み過ぎをしないことです。 運動を心がける ☆無理しない程度で、こまめに運動するようにしましょう。 喫煙をする ☆喫煙は動脈硬化になる危険性が大きいので、認知症の発症リスクも高くなります。 ご自宅、または、デイサービスやデイケアで、ぜひ行ってみてください。 |
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新井愛広苑 通所リハビリテーション/言語聴覚士:松下聡子
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