愛広会のデイ日和 HOME > 健康コラム > [食生活] 夏野菜の効能

健康コラム

食生活

夏野菜の効能

関川愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2013.08.07
夏野菜といえば、トマト、ピーマン、かぼちゃ、なす、きゅうりなどがあります。
色の濃いものが多いのですが、これは、夏の強い日差しに負けないよう野菜自身が紫外線から身を守る工夫なんです。

そんな夏野菜は、水分を多く含むものが多く、私たちの体を冷やしてくれる作用があります。
代表的な夏野菜の効能は・・・

◍トマト
 赤い色素はリコピンと言い、高い抗酸化作用があります。
 細胞の酸化、老化防止になります。
 また、ビタミンCや余分な塩分を排泄するカリウムなどが豊富です。

◍ピーマン
 美肌効果や風邪予防のあるビタミンCやβーカロテンを含みます。緑色の色素であるクロロフィルは
 抗酸化作用があります。また、ビタミンPの一種であるルチンは、血管を丈夫にする働きがあります。

◍かぼちゃ
 βーカロテンを多く含み、ビタミンCやビタミンEとともに抗酸化作用があり、がん予防に効果があります。
 かぼちゃの栄養素は、皮や川に近い部分のほか、”わた”にも多いので、捨てずに食べると良いようです。

◍なす
 全体の約93%が水分ですが、なすの色素であるナスニンは、ポリフェノールの一種で、抗酸化作用があり
 LDL(悪玉)コレステロールを減らしてくれます。また、低カロリーなので、ダイエット効果もあります。

◍きゅうり
 こちらも全体の約95%と水分が多いですが、カリウムやビタミンC、ビタミンEも含みます。
 特にカリウムが多く、利尿作用があり、浮腫みを解消してくれます。また、ぬか漬けにすると
 ビタミンB1も摂れ、栄養価がアップします。

他にも、ゴーヤ、冬瓜、とうもろこし、みょうが、オクラ、枝豆、大葉などがあります。
なかには通年出回っているものも多いですが、旬の野菜は栄養価が高いです。
厚い日が続き、体調を崩しやすくなりますが、夏野菜を上手に取り入れてこの夏を乗り切りましょう。

関川愛広苑 通所リハビリテーション/管理栄養士:小林由紀
戻る
ページのトップへ