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脱水・熱中症予防!水分補給のポイント

関川愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2012.08.01
毎日暑い日が続いていますが、皆さんきちんと水分は摂れていますか?
この時期、特に高齢者の方は、脱水になりやすいので注意が必要です。

水分は、体の多くを占めており、栄養素や酸素を運び、老廃物の排泄や体温調節の役割を
担うなど、とても重要な存在です。しかし、加齢とともにその水分量は減少していきます。
特に、高齢者は体内の水分量が減少するほか、感覚機能の低下により、喉の渇きを感じ難くなる・
認知症やADLの低下により、自発的な食事や水分の摂取量が減少する・またトイレに行く回数や
介助者に遠慮してしまい、水分の摂取を控えるなどの点から、脱水に陥りやすいと言われています。
さらに、熱発や下痢、嘔吐などある場合も水分が失われるため、注意が必要です。

これらのことから、高齢者の方は定期的に、こまめな水分補給を心がけることが重要です。
飲料水としては、1日1~1.5リットルの水分摂取が必要となります。
(1回に200ml程度を何回かに分けて摂取する)
また、脱水時には、水分だけでなく、電解質も不足するため、スポーツドリンクなどを摂取してください。

水分補給のポイントとしては・・・
  ✪いつでも簡単に水分が摂れるよう、手の届くところに準備する。
  ✪食事には汁物を付ける、お茶を飲む。
  ✪ゼリーやシャーベットなどの水分量の多いものを間食に摂取する。
   (食欲がなくても比較的摂取しやすい)
   また、果物なども水分が多くお勧めです。

水分は、そのままでは誤嚥しやすいため、飲み込みが良くない方は、ゼリーやトロミ剤を使用するなど、
個人にあった対応が必要となります。また、病気等により、電解質や水分制限が必要な方は、医師または
管理栄養士にご相談ください。

関川愛広苑 通所リハビリテーション/管理栄養士:小林由紀
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