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健康コラム

食生活

濃い味付けになっていませんか?

中条愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2012.09.12
まだまだ暑い日が続いていますが、食欲が出なくて、ついつい濃い味付けの食事ばかりしていませんか?
今回は、味を感じる仕組みと味覚障害についてお話しします。

味覚には、塩味・酸味・甘味・苦味・うま味の5種類の基本味があります。
味覚は舌の表面や口腔内の粘膜に存在する『未蕾(みらい)』という部位で感知されます。
食物中から唾液に溶け出した味物質が味蕾の中にある味覚受容器を刺激して、脳へ信号が伝達されることにより、
私たちは味を感じます。味蕾総数は若年者ほど多く、高齢者では新生児期の3分の1になると言われています。

味覚障害とは、味覚の減退や消失のほかに、特定の味のみが分からなくなったりすることなど、他にも様々な症状があります。
原因別にみると、薬の副作用、亜鉛や鉄などの欠乏、全身疾患などいくつかの要因が絡み合って発症すると考えられています。

  味覚障害を予防するには・・・
   ① 亜鉛を多く含む食品を食べる。
      ※鰻や牡蠣、ホタテなどの魚介類、牛や豚の赤身やレバー、
       きな粉、高野豆腐、ココア、アーモンドやゴマなどの豆類など。
   ② 化学調味料や塩分に頼らない調理をする。
   ③ 唾液が出るようによく噛んで食べる。
   ④ 食後の歯磨きなどで、口の中を清潔にする。
   ⑤ 喫煙を控える。

身体が必要とする亜鉛は、バランスのとれた食生活をしていれば、自然に満たすことが
できます。
食生活が偏りがちな方は、亜鉛を多く含む食品を意識的に摂って、塩分控えめな調理法で食事の栄養バランスを考えましょう。

中条愛広苑 通所リハビリテーション/管理栄養士:齋藤明美
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