二重課題トレーニング

春の気配はまだまだ遠く感じられる今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回は、アクティブデイできじまで行っているリハビリの中で、
「二重課題（デュアル・タスク）トレーニング」についてご紹介させていただきます。

二重課題とは、「～しながら〇〇する」というように同時に2つ以上のことを行うトレーニングで、
多種多様なバリエーションが存在します。

例えば脳の様々な部分の活性化を図り、認知症予防や改善につなげる目的や、
歩行や立位バランスに取り入れて、転倒を予防する目的などが挙げられます。

以下に当施設で実際に行っているトレーニング方法をいくつかご紹介いたします。

【　歩行＋α　】



「100から7を順に引き算しながら歩く」や「都道府県名を声に出しながら歩く」など
計算や言葉の想起を行うことで、ただ歩くよりも脳の活性化を促すことができます。

他にも「手の運動を行いながら」「宝探しを行いながら」など
当施設ではご利用者様の能力をみながらそれぞれに合わせた運動を行っております。




【　足踏み・手拍子　＋　歌う　】



当施設で行っている集団体操の中にも二重課題の運動を取り入れております。

イスに腰かけた状態で
「足踏み・ステップを行いながら歌う」「手の形を変える運動を行いながら歌う」など
皆さんが楽しんで運動できるように進めております。


まだまだ寒い日も続きますので、体調に気をつけて、
できる運動を続けることで健康に過ごしていきましょう。