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健康コラム

リハビリ

普段の姿勢を考えてみましょう

アクティブデイぼたんやま(デイサービス)
[掲載日]2018.11.07
朝夕の冷え込みが身に染みる季節となりました。
食欲の秋、運動の秋ではありますが、膝や腰、肩などあちこちが痛い、
日々の忙しさや疲れなどから運動をしたくでもなかなか実行に移す事が
できない方も多いことと思います。
そんな時はまずご自身の普段の姿勢を見直す所から始めてはいかがでしょうか?

休んでいる時、座っている時の姿勢はどうなっていますか?

例えばテレビを見ている時イスやソファに寄りかかったり、あるいは横になったり、
テーブルや座卓に両肘や頬杖をついて身体を支えたりと安楽な姿勢で過ごされる事も多いと思います。

このような姿勢を長い間続けていると、体幹(お腹や腰の周り)の筋肉をあまり使用しないため
徐々に背中が丸くなりいわゆる猫背の姿勢が目立ってきます。
そんな時テレビのCM中など1~2分だけでもご自身の姿勢を修正してみましょう。



① 背もたれから身体を起こし、軽く顎を引き骨盤を起こし背骨を真っ直ぐに伸ばします。
② 臍や胸が正面をまっすぐ向くように意識して、肩や腕・足の力は抜きます。
③ お尻の下の坐骨に体重がかかるように座ります。
 (坐骨はお尻にある骨の出っ張りで左右のお尻の下に手を入れて一番出ている部分です)
④ 最後に腰は反り過ぎないようご注意下さい。また痛みがある方は無理なさらないようお気を付け下さい。

このような姿勢をとると体幹の筋肉がしっかりと働き、普段から安楽姿勢を長くとっている方は
これだけでも数分で疲れてしまうでしょう。

この姿勢の状態から肩甲骨や骨盤の体操を行うとより効果的です。

〈肩甲骨の体操〉


① 両肩を外側に90度、肘を90度に曲げます(上がらない方・痛みのある方は痛みなく出来るところまで)。
  そこから肘を背中のほうに向かって引き下げます。
  左右の肩甲骨を中央に近づけるイメージです。
  10回程度肘を上げ下げします。




② 両手を組み前方に伸ばします。
  背中を丸めながら両側の肩甲骨を外側に開くイメージでさらに両手を前方に突き出します。
  10秒ほどストレッチします。



ぜひご家庭でお試し下さい。
アクティブデイぼたんやま(デイサービス) / 理学療法士 樫出 舞
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