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高齢者の脱水予防
尾山愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2017.7.5
[掲載日]2017.7.5
暑さを感じる日が増えてきました。
今年の夏は猛暑になりそうだと天気予報でも取り上げられていますね。
元気に夏を乗り切るために、脱水予防のポイントについて挙げてみました。
筋肉は体液を貯蔵する役割も担っています。
筋肉量の減少に伴い、貯蔵できる体液量(水分量)も減少してしまい、脱水状態になりやすくなってしまいます。
今年の夏は猛暑になりそうだと天気予報でも取り上げられていますね。
元気に夏を乗り切るために、脱水予防のポイントについて挙げてみました。
○ 高齢者がなぜ脱水状態になりやすいのか?
加齢により筋肉量が減り、体内に貯蔵している水分量が低下してしまうため筋肉は体液を貯蔵する役割も担っています。
筋肉量の減少に伴い、貯蔵できる体液量(水分量)も減少してしまい、脱水状態になりやすくなってしまいます。
- トイレの心配や口渇感の感じにくさから、水分摂取量が減少してしまう
何回もトイレに行きたくないとの思いや、喉の渇きを感じにくくなることから水分を摂取する量や回数が減少してしまいます。 - 食欲低下に伴い食事量の低下 → 食事から摂る水分量の低下
私たちは水やお茶などの飲み物だけでなく、普段の食事からも水分を摂取しています。
加齢による食欲低下から、食事量が低下することで、水分や電解質も不足してしまいます。 - 利尿作用を持つ薬の服用
高血圧や心疾患の治療薬で利尿効果のあるものがあります。薬の作用により尿量が増えることで、体液を失いやすくなってしまいます。また、体調不良や下剤の調整がうまくいかないことによる下痢でも、脱水状態になりやすくなりますので注意が必要です。
○ 脱水予防のポイント
1. こまめに水分を摂る
一度に多くの水分を飲むことが難しい場合は少量ずつこまめに水分を摂るように心がけてみましょう。少量ずつでも水分を摂る回数が増えることで、水分摂取量を増やすことができます。
2. 好みに合わせたもので水分を摂る
好きな飲み物の方が自然と飲みたくなりますよね。水分の多い果物やゼリーを食べることで水分を摂ることもできます。
3.スポーツ飲料や経口保水液を利用する
水分だけでなく電解質も摂ることが重要です。特に食事量が低下している方や下痢が続いている方は電解質も不足しがちですので、意識してみましょう。
4.必要に応じて水分にとろみをつける
嚥下機能の低下により、水分でむせることが増えていませんか?
むせることが嫌で水分を摂りたがらない場合もあります。
とろみ剤を使用して水分にとろみをつけることで、むせにくくすることができます。適切なとろみの強さには個人差がありますので、かかりつけの医師・栄養士等にご相談ください。
尾山愛広苑 通所リハビリテーション / 管理栄養士 内山 紗希
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