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リハビリ

転倒予防~立ってできる下肢の体操~

アクティブデイなかやま(デイサービス)
[掲載日]2016.10.05
下肢は立ち上がったり、体を支えたり、歩いたりと様々な役割を担っています。
そのため下肢の筋力が低下すると、足の踏ん張りが効きにくくなったり、
歩くときにつまずきやすくなったり、転倒のリスクが高くなってしまいます。

そこで今回は「立ってできる下肢の体操」をいくつかご紹介したいと思います。

① ももをあげる運動
体を真っ直ぐ伸ばしたまま、左右のももを交互に上げ、足踏みをします。
ももは無理せず上げられるところまで上げてください。

② 足を後ろに上げる運動
立った姿勢から、左右の足を交互に後ろに上げます。
この時はなるべくお尻の筋肉を意識して行ってみてください。
足を上げる時に、上半身が前に倒れないように注意してください。

③ 足を外側に開く運動
立った姿勢から、真横に足を開いて上げます。
この時は股関節の外側の筋肉を意識して行ってみてください。
足を上げる時に、上半身が反対側や前の方に傾かないように注意してください。

④ かかとを上げる運動
両足のかかとを一緒に上げます。
上半身が前に傾かないように、上半身を真っ直ぐにしたまま行うようにしてください。

◆運動を行う際には、椅子や手すりなどに掴まって安全に行うようにしてください。
◆運動中は上半身もなるべく真っ直ぐの姿勢で行うようにしてください。意識することで背筋や腹筋も働きます。
◆運動中に痛みなど出たら無理せずすぐに中止してください。
◆運動回数は1日10回程度から様子をみながら徐々に増やしていってみてください。

できる運動から無理せず行い、少しずつ筋力をつけていきましょう。
アクティブデイなかやま / 理学療法士 富沢尚子
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