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健康コラム

食生活

身体の糖化について

新井愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2015.02.04
今日のおやつは、フレンチトーストです。
食パンを、牛乳、砂糖、卵につけて、フライパンで軽く
焼き目がつくように焼きます。

この焼き色、最高と思っていた私・・・・・。
まさか、これが、シミ・しわ・たるみの原因とは。

この焼き色は、体内でも起こっています。
早食いや、糖分の多いものを食べると急激に血糖値が上がり、処理しきれなかった糖と、身体組織のたんぱく質が結合して、
焼き色が出来上がります。これが糖化と言われています。

この糖化は、初期段階では、糖濃度を下げれば、元のたんぱく質と糖に戻ります。
しかし、高濃度の糖状態が続くと、さまざまな反応を経て、最終的にAGE(終末糖化産物)になり、元に戻ることはありません。

このAGEは、身体のたんぱく質と結合しているため排出されず、ずっと溜まっていき、各組織の機能を
低下させてしまいます。
シミ・しわなどの老化だけでなく、動脈硬化・骨粗しょう症・白内障・アルツハイマー・糖尿病の進行にも
深く関わっていると言われています。

では、どのように対応したらいいのでしょうか?


 ①血糖値を上げないことが大切です。
    ◍野菜から食べましょう。繊維の多いものから、順番です。
    ◍よく噛んで食べましょう。1口30回、噛めるといいですね。
    ◍甘いものは、3時に。糖の吸収が一番低い時間帯ですよ。
    ◍だらだらと、食べるのは止めましょう。食間を空けましょう。
    ◍軽い運動も必要です。

 ②AGEの多い食べ物を控えましょう。
    ◍加熱する温度が高いほど、より多く発生すると言われています。
     揚げ物や炒め物中心の食事は、AGEを増やします。
    ◍煮る、蒸す、茹でる、生など、日本の昔の食事がいいようです。
    ◍ポテトチップスやフライドポテトなどは、AGEが非常に多いため、控えたほうがいいようです。


焼酎には、蒸かした芋でしょうか・・・。(苦笑)

新井愛広苑 通所リハビリテーション/管理栄養士:今井千鶴
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