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ノロウイルスにご注意を

相川愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2013.12.04
寒くなるにつれてノロウイルスなどの感染性胃腸炎の集団食中毒のニュースが
ちらほら出てきており、今年も流行の兆しをみせています。

毎年、冬(11月~4月)に流行しているノロウイルスですが、牡蠣などの二枚貝に潜んでおり、
牡蠣の生食による食中毒が有名です。
しかし、集団感染の大半はノロウイルスに感染したヒロからヒトへ感染していきます。
ヒトからヒトへの感染は、感染者の嘔吐物や便を触ってしまった場合や、咳や飛沫からの
空気感染などがあり、この感染力は極めて強力です。

そのため、毎年流行を阻止することはできませんが、感染拡大を防ぐために
ノロウイルス感染症の症状、治療法、予防方法をおさえておきましょう。

◍症状 : 主な症状は、吐き気、嘔吐および下痢です。熱は高熱にならないことが多いです。

◍治療方法 : 特効薬はありません。ノロウイルスは自ら増殖しませんが、手や食べ物などを通じて体内に入ると
         腸管内で増殖し、食中毒を引き起こすため、ウイルスを体の外に出すほかありません。
         対症療法として吐き気止めや整腸剤などの薬を使用するのが一般的です。
         下痢が長引く場合は、下痢止めの薬を投与することはありますが、初めから用いるべきではありません。

◍予防方法 : ノロウイルスにはワクチンはなく、最も重要な予防方法は流水と石鹸による手洗いです。
         帰宅時、食事前、調理、配膳は十分に手を洗ってください。


ノロウイルス感染者の嘔吐物や下痢便には、大量のノロウイルスが含まれており、
わずかな量のウイルスが体内に入っただけで、容易に感染してしまいます。
そのため、ノロウイルス感染者の嘔吐物、下痢便の処理には十分注意が必要です。
また、ノロウイルスの消毒にはアルコールでは効果がなく、塩素系の消毒剤や
家庭用漂白剤を使用してください。

ノロウイルスの正しい知識で感染を予防し、感染拡大を防ぎましょう。


相川愛広苑 通所リハビリテーション/管理栄養士:齋藤 翠
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