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介護食で“食べ力”を
新井愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2013.11.06
先日、セブンイレブンで『溶けない不思議なアイス』を見つけました。[掲載日]2013.11.06
ムースが主体のため、飲み込みに時間がかかってしまっても溶けず、ムセなく安全に美味しくアイスクリームを
食べることができます。
歳を重ねていくと、噛む、飲み込む機能が少しずつ下がっていきます。
自歯も少なくなり、食事に制限が出てきてしまうことが増えてきます。
でも、食べることは生きていくための楽しみの一つです。いつまでも、好きなものを食べたいと思いますよね。
では、食べる機能が下がっていっても、可能な限り口から食べていくにはどうしたらよいのでしょうか?
ちょっとだけ、手を加えて普段の食事が続けられたらと思います。
以前の介護食は、見た目は悪くても『軟らかければ良い』という風潮でした。
今は、『見た目を重視し、食べる意欲を引き出す』方向に変わってきています。
◍自歯の状態、噛む力、飲み込む力を確認しましょう。
◍喉に張り付きやすい、葉物は細かく切りましょう。
◍料理の硬さは、噛む力にもよりますが、スプーンで潰せるくらいがよい。
◍トロミがあると、案外飲み込みやすい。ただし、片栗粉は冷えると水が出てきてしまうため、
冷めないうちに食べるかトロミ剤を使用するとよい。
◍食事だけでは、必要な栄養量が摂れないこともあるので、栄養強化食品やレトルト食品を
使用してもよい。
介護食は、介護する側の食事から、介護される側の食事に変化してきています。
食べたいと思わせることが大切です。
人生の最期まで、ご馳走様でしたと思える食事(介護食)が提供できればと思います。
※“食べ力”(たべぢから)は、料理研究家/管理栄養士である村上祥子さんが著書の中で命名された言葉です。
新井愛広苑 通所リハビリテーション/管理栄養士:今井千鶴
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