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健康コラム

リハビリ

椅子を使って股関節痛予防

尾山愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2013.12.04
12月に入り気温はグッと下がり、冷え込みが強くなってきましたね。
体調は崩していませんか?
寒くなると、血液の循環も悪くなり、節々の痛みが強くなることがあります。
寒さや痛みで家にこもりがちになる冬こそ、家で身体を動かし、しなやかな身体を維持しましょう。

さて、皆さんはこのような姿勢になっていませんか?



鏡で横からの姿勢を見てみましょう。
このように骨盤が後ろに傾いていると、腰は曲がり、膝も伸びにくくなってしまいます。

さらに!!
お尻やお腹、太ももの後ろの筋力も衰えてしまうため、股関節にかかる負担も増大し、痛みが増してしまいます。
また、痛みが強いと無意識にかばうようになってしまい、左右均等に体重をかけることが難しくなってしまいます。

今回は、少し姿勢を意識して椅子を使ってできる筋トレやストレッチをご紹介します。


(1)骨盤を前・後ろに動かしましょう
   
姿勢を正す運動です。
へそを見ながら体を丸めます。骨盤を後ろに倒した状態で5秒ほど数えます。
次はゆっくりへそを前に突き出すように動かし、目線はまっすぐ前を向き、骨盤を立てましょう。
これを交互に10回行います。
 
 

(2)椅子あぐら
 
椅子に浅く座り、背筋をピンと伸ばします。
右足を左ひざに浅く乗せます。
右足を持ち上げ、10秒から15秒静止します。
脚をかえて同様の動作を行います。
 

(3)立って片足浮かせ
 
立位でのバランスや股関節周りの筋力をつける運動です。
椅子を掴んで立ち、椅子に近い方の足を浮かせ、5秒数えたら膝をできるだけ上げて
5秒保ちましょう。脚をかえて同様の動作を行います。
 

いかがでしたか?
お風呂に入ってから行うと筋肉が和らぎ、血液の循環も良くなるため、痛みが軽減しやすいです。
前回のストレッチと合わせて痛みのない範囲で行ってください。

尾山愛広苑 通所リハビリテーション/作業療法士:大薗明奈
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