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健康コラム

歯と健康

かむ力について

新潟リハビリテーション病院
[掲載日]2013.12.11
師走になり、もうすぐ年の暮れ、お正月を迎える季節になってきました。
ご家庭の食卓に、ごちそうが並ぶ機会も増えることでしょう。
食品には硬いものから、柔らかいものまであるわけですが、歯が丈夫であれば、
硬いものを好まれる方も多いように思います。

冬になるとおいしくなる沢庵、白菜、きゅうり漬けなどのお漬物や、イカやタコのお刺身、
するめ、焼き鳥や、てんぷら、から揚げなどの惣菜に加え、お菓子でも硬いおせんべいやかりんとうなどを
食べるときは、歯にも大きな力がかかります。

いったいどのくらいの力がかかるのでしょう。
最も大きな力が加わるのが、下顎の第一大臼歯(中央の前歯から数えて6番目の歯)で、体重と同じくらいの
力が加わるとされています。男性で60kg、女性で40kgの力が1本の歯に加わることになります。

前歯では、男性で15kgくらいですので、臼歯と前歯の『かむ力』の差はおよそ4倍近くの差があることになります。
その歯を支える、歯の周りの歯周組織にも当然その力が伝わりますから、歯だけでなく、
歯周組織も健全な状態でなければ、『かむ力』が十分発揮できないことになります。

この第一大臼歯は6歳臼歯とも呼ばれ、6歳頃に永久歯の中で一番早く萌出してきて、
長く使わなければならない大事な歯です。
むし歯になる機会も多く、最終的にこの歯を失うと、最も力の働く歯を失うことになり、
残っている周囲の歯への負担は増してしまいます。
失ってから気づく前に、日ごろから歯や歯周組織を大切にして、硬い食品でも
気にせず、いろいろな食物を食べられることに感謝したいものです。

新潟リハビリテーション病院/歯科医:今井信行
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