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認知症サポーター養成講座

デイサービスセンターはやどおり
[掲載日]2016.11.21
11月12日(土)に認知症サポーター養成講座の依頼があり、早通南集会場で開催してきました!
自治会長や班長、民生委員のみなさん、計15名の方が参加してくださいました。

物盗られ妄想については、悪い対応と良い対応について寸劇を通して説明しました。
介護士さん、いえ、はやどおり自慢の女優たちが、名演技を披露してくれました。



新しい試みとして、グループワークも行いました。
市営住宅に住む独居の認知症3名を事例にあげて、どのような症状が当てはまるかKJ法を用いて
話し合いをしてもらいました。



その一例です。
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Aさんは、毎朝、娘さんに電話して、「今日は何曜日だ?何のゴミの日だ?」と聞いてきます。
ゴミ収集車が来るまでに間に合わないと大変だと思い、
朝5時からゴミ袋に入れては出して、縛ってはまた出して…と繰り返しています。
朝7時になって外に出てみると、同じ町内の人に会いました。
「今日は何のゴミの日でしたっけ?」とまた聞いています。
毎朝、ゴミを出すまで一苦労のようです。
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みなさんは、Aさんにはどのような症状が存在していると思いますか?
そうです。
何度も同じことを聞いてくることから「記憶障害」、今日が何曜日か分からないことから「見当識障害」、
朝早くから過剰にゴミ出しの心配をすることから「不安」があるのかなぁと想像できるのではないでしょうか。

参加者の方々はとても熱心に話し合ってくださり、認知症の方に理解を示そうとする姿勢が伝わってきて非常に感動しました…!
今後も、地域住民の方々に向けて、認知症についての啓蒙活動を積極的に行っていきたいと思います!!

デイサービスセンターはやどおり / 作業療法士 橋本 由美
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