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基礎研修Ⅱを開催しました

人事部 教育研修室
[掲載日]2012.06.13
平成24年5月31日(木)、新潟リハビリテーション病院学生ルームにおいて、基礎研修Ⅱを開催しました。
本研修は、入職3年目の職員を対象とし、介護職員、看護職員、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、管理栄養士、
介護支援専門員など計41名の参加がありました。

今回の基礎研修Ⅱのプログラムは、下記の3つの内容でした。
講師もすべて当法人の職員でおこないました。

1.ケアプランを理解する


新井愛広苑 支援相談員主任 宮下直子氏
ケアプランを理解するでは、「ご利用者のケアの方向性を決めるものがケアプラン。 サービス提供者が同じ方向をみるためのツールでもある。」と伝える宮下氏。

ケアプランを多職種が協働で作成する意義を、参加者全員が理解することができました。

2.プリセプターの役割を知る


新井愛広苑 療養部長 峯村晴美氏
プリセプターを理解するでは、今までは指導を受けたり、教えられる立場であったみんなが、 今後は新人や後輩を指導する立場になるのだと自覚できました。

プリセプターとは、一人の新任職員(プリセプティ)に対して一人の先輩職員(プリセプター)が、マンツーマンで教育を担当する方法で、
 ①一貫性のある指導、 ②継続性のある指導、
 ③個別性の高い指導、 ④プリセプター自身の自己成長
などのメリットがあります。

3.記録について理解する

  


写真左上から
 相川愛広苑
  療養部長 渡辺小雪氏
 新潟リハビリテーション病院
  管理栄養士 岩谷美江氏
 中条愛広苑
  作業療法士 内山 慎氏
記録について理解するでは、記録に関連する関係法令にのっとり、記録の保存期間や記録の意味、 記録を書くうえでしてはいけないことの説明がありました。
また、栄養士が作成している栄養ケア計画に関連する書類の説明がされました。

このセクションの後半では、実際の映像を観て、それを記録することをグループワークでおこないました。 ここでは職種による視点の違いがあることがわかりました。

総じて、リハビリ職は『腕の曲りが何度くらい』など機能面を重視した記録になり、介護職は『食事をスムーズに食べている』など、 全体的でストレートな表現の記録になっていました。



職種により観察の視点が違うことは決して悪いことではなく、いわばその職業の『個性』なのだと思います。
そのために多職種が協働し、専門的な立場から意見を出し合い、一つの目標に向かって進んでいくのだと思います。



研修後のアンケートでは、
 ■自分の記録を見直すきっかけとなった
 ■記録を記載するときの注意点などがよくわかった
 ■プリセプターの経験はないが、学生指導に役立てたいと思った
 ■職種によって観察の視点が違うことがわかった
などの感想がきかれました。

とても有意義な研修であったと感じました。

人事部 教育研修室/一條 完
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