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デイ紹介

リハビリ

こんなのも手作りです!

尾山愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2012.11.28
尾山愛広苑では、午前中は入浴以外の空き時間に皆さんそれぞれの
過ごし方があります。リハビリをしたり、仲の良い方とお話をしたり、
庭に出て畑や花をいじったり。

先日、レクリエーションで使用するための巨大サイコロを、午前中の
時間に作成してもらいました。大判フェルトの縫い合わせや、中の
スポンジ切断など、数人の女性グループにお任せするとあっという間に
仕上がりました。今では、レクリエーションの中で大活躍です。


サイコロは、50cm四方と大きいですが、柔らかく軽く作ってあるので、片麻痺の方でも
投げることができ、またそれも上肢や体幹のリハビリになるという優れものです。

そして今度は、サイコロを作成したときに出た廃材で、スポンジ積み木を作成しました。

脊椎や頚部の伸展を促すばかりでなく、積み上げるために微妙なバランスを必要とするため、どのような順番で積むか考えたり、崩さないように積むための集中力を必要とします。
そしてなんといっても、スポンジ面の摩擦がいい具合に成功へ導いてくれるのです。
これは、長年悩んできた男性への作業提供として、思わぬヒット商品となりました!


普段は傾眠傾向で歩行もままならない男性の場合・・・
はじめは座ったまま何列かに分けて積んでいましたが、途中から立ち上がり、高く積み上げることに挑戦しはじめました。
結局30分も集中して取り組んだ結果、14個すべて積み上げることに成功しました。

それを見ていた他の男性も競争心むき出しにして取り組まれ、ほんの少しずつですが、男性陣の中で広まりつつあります。



リハビリというと運動や練習のイメージが強いかもしれませんが、こんなこともリハビリになっています。
療法士だけでなく、介護士や看護師、相談員など職種関係なくアイディアを出し合い、新しいものを作っています。
個別リハビリや体操ばかりではなく、趣味を生かした作業や、ゲーム感覚での活動を通して、楽しみながらおこなえる
それぞれの方に合わせたリハビリを提供しています。

尾山愛広苑 通所リハビリテーション/理学療法士:佐藤怜子
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