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健康コラム

リハビリ

普段の生活を見直そう!

尾山愛広苑
[掲載日]2019.05.01
これまでは運動をテーマとした記事が多かったと思います。
今回は視点を広げて「生活の見直し」をテーマにしてみました。

皆さんは自宅でどんな生活を送られていますか。
何気なく過ごされていると、大事なことも見落としてしまうものです。
今回は生活行為とはどういうものか、より良い生活を送る為には
どうしたら良いのかを考えていきたいと思います。

私達の生活はそれぞれの人にとって
「意味のある作業」または「日常の生活行為」の連続から成り立っていると言われています。
そして、その結果から満足感や達成感を得て、健康であると実感することができます。



生活行為には3つの特徴があります。
1つ目は、個人の意思が関与していることです。
やりたくないことを無理やりやらされてもなかなか手につかないものです。

2つ目は動作の連続で成立していることです。
例えば入浴はお湯張りの準備から、着替え、身体を洗うなど複数の動作で構成されています。

そしてその動作は身体を洗う方法一つをとっても個人で違いがあります。

3つ目は連続性とバランスが重視されていることです。入浴や食事は毎日繰り返すもの(連続性)、
また仕事と趣味の両立(バランス)は健康で充実した生活を送る為には必要不可欠になります。

その生活行為を脅かすものとして、病気、生活習慣の悪化、周囲の環境などが考えられます。
これらにより生活行為が障害・縮小され、意欲の低下や行為そのものが出来なくなってしまいます。
生活行為により満足感や達成感を得る為にはこれらの阻害因子を出来るだけ取り除く、または緩和する必要があります。



ここで自分の生活行為を今一度振り返ってみて下さい。
皆さんにとって、「意味のある作業」「大切な生活行為」とはなんでしょうか。
それを理解することが、リハビリの第一歩となります。

いかがだったでしょうか。
今回のテーマは生活の見直しということで一見リハビリとは関係が無いように
思われますが、年齢や性別が様々な皆さん一人ひとりがそれぞれの生活の中で
意味のある作業を意識して目標を明らかにすることで、人生にハリのある生活が
おくれるのではないのでしょうか。

振り返る際には興味関心チェックシートを使用するとより
簡潔に振り返ることが出来ます。
詳しく話を聞きたい方はリハビリのスタッフに声を掛けてみてください!!
尾山愛広苑 通所リハビリテーション / 理学療法士 北上 直樹
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