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健康コラム

リハビリ

認知症予防に対する体操と口腔ケアの重要性について

デイサービスセンターはやどおり
[掲載日]2018.2.7
私たちは認知症に特化したデイサービスとして「認知症予防」を目的にしています。

認知症予防として、無理なく行える体操を取り入れるようにしています。
温かい飲み物と健康チェックの後、テーブルの方々で世間話をした流れで座ったまま上肢の運動。
今度は下肢の運動。次は椅子から立ち、テーブルに手を着いて体幹のバランスを取りながらの運動と続きます。テーブルの気の合う方々での

少人数の体操ですので億劫がらずにやっていただけます。
身体機能が高い方々には平行棒に集まっていただき、掴りながら上・下肢や体幹の運動を。
その後、皆さんが過ごされている部屋を大回りで何周か歩いていただいたり、
センター内いたるところに漢字クイズを貼って解いて歩いたりすることで歩行量を確保しています。

午後も、レクリエーションを始める前に準備体操として歌体操をします。
歌を口ずさみながら、スタッフの動きを真似て身体を動かす。
歌につられて頭も身体も動かしてしまえるのです!一石二鳥です。

定番の脳トレ体操は「後出しジャンケンゲーム」や「歌に合わせて手足の同時運動」です。
みなさん手も足も頭も口も使って悪戦苦闘されますが、とても楽しそうです。


  


昼食前には口腔体操をおこなっています。
肩回し、顔のマッサージ、舌を出したり引っ込めたり、大きく口を動かして発声したりすることで
表情筋や胸郭の運動、唾液の分泌を促す効果があるそうです。お昼ごはんを食べる準備運動ですね。

食後の歯磨きも重要です。「食べられるうちは大丈夫。」と、聞いた事がありますが、
最近では『口の健康は全身の健康につながる。』とも言われます。

口の健康状態が悪くなり歯が抜けたり、歯周病が進んだりすると、口腔機能が低下してよく噛めなかったり、
美味しく感じられなかったりして食欲が低下してしまいます。

食事が適切に摂れないと低栄養が起こり、筋力の低下⇒活動量、エネルギー消費量の低下が起こり
全身の健康状態が悪くなってしまうそうです。
口腔内を清潔に保ち、安定して噛むことができる事が食事を美味しく食べる⇒楽しく会話できる、
活動量が増える⇒全身の健康につながるそうです。

利用者の皆様が、楽しみながら健康でいきいきと笑顔で過ごせるように
これからもお手伝いしていきたいと思っています。
デイサービスセンターはやどおり/所長 白勢 しげ美
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