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健康コラム

リハビリ

転倒を予防する~上肢編~

アクティブデイできじま(デイサービス)
[掲載日]2016.05.11
前回は「転倒」についてご紹介をさせて頂きました。
その中で、転倒により一番心配されるのは「骨折」だと触れていました。
転倒を防ぐためには、立った時や歩く時のバランス能力の向上が重要であり、
それには下肢や体幹だけでなく、肩甲骨から指先にかけての関節の柔軟性を保つことも大切です。

そこで、今回は上肢(手先から肩)に関連した運動をご紹介します。
ベッドや布団で寝て出来る簡単な運動です。

(1) 手をグー・パーし、指先の筋肉をほぐす。


(2) 天井に向かって右手を伸ばす。左手で右手の指を自分側に引き寄せ10秒数える。
  ※左手も同様に



(3) 両手を組んで頭の上まで腕を上げる。
  5~10回ゆっくりと繰り返す。



(4) 体の横に手を置いて楽にする。両手をゆっくりと広げていく。
  10~20回ゆっくりと繰り返す。



(5) 手の甲を上にして脇をあけた状態から、肘を支点に両腕をバンザイ。
  力まないように注意しながら10~20回。


※病気や怪我で肩や肘・手首等に痛みのある方は、ご自身の体に合わせて無理のない範囲で運動しましょう。

指先から肩周りの筋肉がほぐれる事で、上肢が動かしやすくなり、
腰や股関節・膝等他の関節と共にバランスを保ちやすくなり、転倒しにくくなります。
また、血行も良くなり、急激な血圧上昇を抑える効果もあります。
朝起きる前や夜寝る前等ぜひ行ってみて下さい。
アクティブデイできじま/理学療法士 岡邨麻美
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