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高血圧を改善する減塩のポイント!

関川愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2015.06.03
血圧が高い状態が続くと、血管がもろくなり動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などを発症しやすくなります。

高血圧は病気による「二次性高血圧」の他、原因が明確でない「本態性高血圧」などがあります。
高血圧の多くはこの「本態性高血圧」が大部分を占めています。原因が明確ではないものの、生活習慣が大きく関わっています。
遺伝の他、肥満や老化、塩分の摂り過ぎ、ストレス、喫煙、運動不足等の様々な要因によるものと考えられます。

高血圧を改善するには減塩や肥満がある場合は体重の減量、その他運動や禁煙等ですが、まずは減塩ということで、
ここでは減塩のポイントについてご紹介します。
(1) 調味料は目分量ではなく、きちんと計量しながら使うようにする
目分量だと調味料を多く使用してしまうことがあるので、きちんと計量することです。
(2) 醤油やソースなどは小皿に入れ、つけて食べる
上から醤油やソースをかけてしまうと、かけ過ぎがある為、分量を決めてかけずに
直接つけて食べるようにすると、少ない量でも満足できます。
(3) だしを利用する
かつおや昆布など、だしを利用するとその旨味で薄味でも料理を美味しく感じることができます。
食卓にある普通の醤油をだし醤油に替えてみるのもよいと思います。
(4) 酸味・辛味・香味を利用する
酢やレモン、柚などの酸味、わさびや唐辛子、スパイス等の香辛料、しそや生姜、みつはなどの
香味野菜などを利用することでも減塩できます。
(5) 揚げ物、焼き物の香ばしさを利用する
揚げ物や焼き物などの香ばしさにより、醤油やソースがなくても美味しく頂くことができます。
その際、レモンやかぼすなどの酸味も利用するとよいでしょう。
(6) 全ての料理に味付けをするのではなく、どれか一品だけはしっかり味付けをする
全体的に薄味でも、一品だけしっかり味が付いていることで、物足りなさを感じずに満足することができます。
(7) 味噌汁などは、具を多めにする
野菜などを多くし、具沢山にすることで汁の量が少なくてすみます。
(8) ラーメンやうどんなどの麺類は汁を必ず残す
麺はそれ自体にも塩が入っていますが、食べる時にも汁が麺に絡まる為、塩分量が多い料理です。
スープや汁は全て飲みきらずに必ず残すようにしましょう。
(9) 外食や加工食品、お惣菜等を控える
外食、コンビニのお弁当や、スーパーのお惣菜等は比較的味がしっかり付いていますので、
なるべく控えるようにしましょう。











その他にも減塩醤油や味噌などもありますので、それらを利用するのも良いと思います。
以上、食べる時や調理の際にできる減塩のポイントをあげましたが、いきなり全ては難しいかと思いますので、
出来ることから始めてみましょう。

関川愛広苑 通所リハビリテーション/管理栄養士:小林由紀
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