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健康コラム

リハビリ

脳卒中と運動

相川愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2015.04.01
脳卒中とは、脳の血管がつまったり、破れたりして、その先の細胞に栄養が届かなくなり、細胞が壊死してしまう病気です。
壊死してしまった組織が支配している領域に麻痺が出てしまいます。

かつては、日本人の死因のトップだったこともありますが、現在は死亡原因の第3位。
これだけみると、減少しているような印象を受けますが、実際は死亡率が減っているだけで、総患者数は死亡原因トップの
がんと、それほど変わりません。

脳卒中になり、自分で動ける活動が制限されてしまうと、筋肉の状態が変化し、さらに活動が制限されてしまうという
悪循環が生じてしまいます。

これらを避けるためにも、自分で可能な運動は積極的に行っていきましょう。
今回は、肩関節の運動と、脚の運動として立ち上がりを中心にご紹介していきます。


《1.肩関節の運動  》
  1-①       1-②    
① 左図のように手を組みます。手が組めない方は、麻痺側の手首をつかみましょう。
② 痛みのない範囲で腕を上げます。この時、肘は伸びている状態で行いましょう。
     ※肩関節に亜脱臼がある場合は、仰向けに寝て行うことも可能ですが、できれば他の人に肩を押さえてもらい
      ながら行ってください。

《2.脚の運動  》
  2-①       2-②    
  2-③       2-④    
立ち上がりは、歩くときよりも脚への負担が大きい運動です。
逆を言えば、日々の生活の中にトレーニングのチャンスがあるとも言えます!ぜひ意識して行ってみてください。

無理のない範囲で運動を続けていきましょう!
相川愛広苑 通所リハビリテーション/介護士:田村一美
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