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食生活

秋の果物について

関川愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2014.10.01
夏も終わり、朝晩の冷え込みも強くなり、季節はすっかり秋となりました。

秋といえば、“食欲の秋”というように、食べ物の美味しい季節でもあります。
秋刀魚や椎茸、栗やさつま芋などのほかにも、果物も実りの多い時期となります。
秋の果物もたくさんありますが、なかでも代表的な果物の栄養素について紹介いたします。

  〔りんご〕
    クエン酸やリンゴ酸は疲労回復に、食物繊維のペクチンは便秘や整腸作用に効果があります。
    皮にはペクチンの他、抗酸化作用のあるポリフェノールも多く含まれているため、皮ごと
    摂取するのがお勧めです。
    また、塩分を排泄する作用があるカリウムも含まれ、高血圧の予防にも効果があります。

  〔柿〕
    ビタミンA・Cが豊富であるのに加え、ビタミンCは1個で1日分の必要量を補えるくらい
    大変豊富に含まれ、風邪の予防に効果があります。
    また、カリウムは高血圧の予防に、ペクチンは整腸作用があります。

  〔ぶどう〕
    水分やブドウ糖・果糖などの糖質がほとんどですが、皮や種に多く含まれるポリフェ
    ノールには抗酸化作用があり、動脈硬化やがんの予防に効果があります。
    また、干しぶどうも、干すことにより栄養価が高まっているので、おやつとしても
    お勧めです。

  〔梨〕
    梨のほとんどは水分ですが、疲労回復に効果のあるアスパラギン酸を含んでおり、水分や
    スタミナアップに最適です。また、たんぱく質を分解する酵素も含まれており、消化を
    促進する作用があります。



ここで取り上げた以外でも、果物には比較的カリウムが多く含まれるため、腎臓病などでカリウム制限のある方や、
糖尿病などで食事制限のある方は、医師や栄養士の指示に従ってください。

関川愛広苑 通所リハビリテーション/管理栄養士:小林由紀
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