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トロミ剤を活用して安全な水分摂取を

相川愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2014.04.02
高齢になるにつれて「飲み込む力」が弱くなり、むせやすくなります。
高齢者は脱水や便秘になりやすいため、十分な水分摂取が必要となりますが、
さらさらしている水分は口の中で広がりやすく、最もむせやすいため、
水分にトロミをつけて摂取することが望ましいです。

水溶き片栗粉や寒天など身近なものでトロミをつけることもできますが、
温度に左右されやすいため、トロミ剤を活用することをお勧めします。

一般に使用されているトロミ剤は、ドラッグストアやスーパー、介護用品を扱う店舗で
購入することが可能です。トロミ剤には様々な種類があり、それぞれの特性によって
味を変えてしまうものや風味を失わせてしまうものがあるため、選択するときは注意が必要です。
トロミ剤はトロミを付けたいものに適量入れるだけなので簡単に使用できますが、
食品によってトロミのつき具合が異なるため、使用説明をよく読んで使用してください。

トロミ剤の上手な使い方を一部紹介します。

お茶や水はすばやく溶けてトロミが容易につきやすいですが、少し時間をおいたほうがより滑らかなトロミがつきます。    牛乳はお茶に比べるとトロミがつくまでに時間がかかりますので、トロミ剤の入れ過ぎに気をつけてください。少量ずつかき混ぜながらトロミ剤を加えて調整してください。ダマが出来てしまったら、あせらずにスプーンでつぶせば滑らかなトロミつきの牛乳が出来上がります。     味噌汁のような汁物は、具を加える前にトロミを付けてください。

相川愛広苑 通所リハビリテーション/管理栄養士:齋藤 翠
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