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健康コラム

リハビリ

膝の痛みを予防しましょう

関川愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2014.01.08
寒さ厳しく、冬本番といった感じになってまいりました。
寒い時期は、身体を動かしにくくなり、また動かす機会も減りやすいですね。

今回のテーマ「膝」は、立ち座りや、座る(正座等)など、体重を支えながら大きな運動を行う関節です。
そのため、関節軟骨のすり減りなどさまざまな原因で痛みを感じることも多い関節のひとつです。
膝を支える筋肉の筋力低下も原因となり得ます。

膝が悪くなると歩いたり動いたりすることが億劫になり、その結果、足全体の筋力低下・・・ということも
ないとは言えません。膝の痛みを予防するために、今回は椅子に座ってできる体操を二つ紹介します。


(1)膝はさみ体操
     
◍ 両方の膝の間が握りこぶし一つ分くらい空くように、椅子に深く座り、姿勢を伸ばします。
◍ 両手を合わせて膝の間に入れ、両膝は手を押すように、手は膝を押すように力をいれます。
◍ 5~10秒間、力を入れ続けてみましょう。
 
 

(2)腰ひっかけ体操
   
◍ 椅子に深く座り、左脚の下に右脚を入れ、足首が重なるように組みます。
◍ 床から足を少し浮かした状態で、両脚の足首を押し合ってください。
◍ 5~10秒間、力を入れ続けてみましょう。
◍ その後、左右の脚を入れ替えた状態でも行いましょう。
◍ 椅子の座面や肘掛けにつかまって行っても良いです。
 

体操は、無理せずゆっくりと、大きく呼吸をしながら行いましょう。
膝は体重を支えているため、肥満傾向にある方も痛みを感じやすいと言われます。
適度な運動のほか、体重を適正に保つよう意識することも大切です。

関川愛広苑 通所リハビリテーション/作業療法士 主任:工藤柳子
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