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健康コラム

歯と健康

6月4日は、むし歯予防デー

新潟リハビリテーション病院
[掲載日]2013.06.05
5月は、小・中・高校生の歯科健診が県内一斉に行われ、各学校でもむし歯予防や歯肉炎予防教室が開催されています。
6月4日は、ちょうど、むし歯予防デーです。この1週間をむし歯予防週間あるいは歯の衛生週間として、成人向けの
歯やお口の健康フェアーなどの催しも、各地で行われています。

歯科二大疾患であるむし歯(う蝕)や歯周病の憎悪により、最終的に歯を失うことが
多いです。日本歯科医師会では、8020運動を展開していて、どこかで聞き覚えのある
方もおられると思います。80歳まで、20本の歯を残そうという取り組みです。

60歳代後半の方の一人平均歯数は、昭和62年で約14本でしたが、平成17年には
約18本となり、18年間で約4本増加しました。
70歳代前半の方は、昭和62年で約9本でしたが、平成17年には約15本と、約6本も
歯が多く残るようになってきました。
平成17年の調査での、他の年代をみてみると、70歳代後半の方は約11本、80歳代
前半の方は約9本の歯が残っています。

8020を達成された方の割合は、平成17年で21.1%、平成19年で25%と、少しずつ
増えてきています。まだまだ遠い目標かもしれませんが、少しでも近づけたいと思います。

歯がたくさん残り、おいしく食事ができることが、健康長寿の一つの大きな要因と考えられています。
この機会にむし歯予防、歯周病予防に気をつけてみてはいかがでしょう。

新潟リハビリテーション病院/歯科医:今井信行
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