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食生活

タンパク質足りていますか?

関川愛広苑 通所リハビリテーション
[掲載日]2013.02.06
タンパク質は、筋肉や臓器、皮膚など体の主成分となり、その他にも酵素やホルモンなどの
材料になるなど、身体機能を維持するためにとても重要な栄養素です。
タンパク質は、魚介・肉・卵などの動物性食品や、大豆・大豆製品に多く含まれています。

しかし、高齢になるにつれ、病気や摂食・嚥下機能の低下、うつなどの精神的要因等により食欲が低下し、
食事摂取量が少なくなってしまいます。
また、一人暮らしの高齢者の中には、ご飯とみそ汁、おかずは漬物だけというような偏った食事の方もいるかもしれません。

これでは、たんぱく質が不足し、その結果、体力や免疫力の低下により様々な病気にかかりやすくなっていまいます。

不足しないためには、主に蛋白源となる主菜(メインとなるおかず)を1食につき
1品入れてください。2品以上になると栄養バランスが崩れ、エネルギー過多に
なってしまいます。

例えば、朝食に卵、昼食に肉、夕食に魚というように同じ食材が重ならないようにします。


様々な食品からバランスよく摂取することが大切です。
1日に摂る量は個人によって異なりますが、目安としてはまず自分の両手のひらを広げます。
左手4本指の広さに肉をのせ、厚さは手のひらの厚みくらいです。
脂の多い肉は指をつけ、少ない肉は指を広げた大きさです。
魚は、左手のひら大で、同じく手の厚み。
卵は、右手指の部分に。
豆腐は、右手のひらのせ、手の2倍の厚みくらいです。

タンパク質はなくてはならない重要な栄養素ですが、過剰に摂取すると老廃物をろ過するのに腎臓に負担をかけてしまいます。
加齢と共に腎機能は低下していくため、摂りすぎには注意が必要です。
体をつくるたんぱく質、毎日適量をしっかり摂りましょう。

関川愛広苑 通所リハビリテーション/管理栄養士:小林由紀
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