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健康コラム

家庭の医学

人は目で見た方向に突進する

新潟リハビリテーション病院
[掲載日]2012.12.05
高速道路上で赤青の非常灯を点灯させて停車しているパトカーに他の車が追突する可能性は、
一般車両の7倍と言われています。何故か。それは、人は目で見た方向に向かっていく習性があるからです。
小学生の列に突っ込んでいく車。危ないと思いつつ土手から落ちる車。皆同様の原因です。
目だけではありません。頭で想像した自己イメージに向かう性質も持っています。

毎日、「自分はフェラーリが欲しい。」って思いながら何時間もフェラーリのパンフレットを見ている人は、いずれフェラーリに乗ることになるでしょう。諦めないで、ひたすら夢見続けることが大事でしょう。高層マンションの最上階に住みたいと常日頃から考え、常に調べている人は、
高層マンションからの夜景を眺めながらワインを飲むことになるでしょう。
疑いの余地もなく『真に』見続けることが出来たなら、実現することでしょう。

私は、日本を歩いて横断したいって常日頃から思っていたら実現しました。東京から京都まで
山の中を縦走したいって考えていたら歩いて京都に着いていました。クリニックを開業したいって考えていたら実現しました。

この方法には欠点があります。具体性のないヴィジョンは実現しないということです。
漠然と「お金持ちになりたい」って考えていても決して『お金持ちになれません』。「美人の彼女が欲しい」も然り、
「幸せになりたい」も然りです。具体的なヴィジョンを持ちましょう。あなたは既に自分の人生を手に入れているのですよ。

新潟リハビリテーション病院/内科医:伊東浩志
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