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健康コラム

歯と健康

秋の味覚

新潟リハビリテーション病院
[掲載日]2012.11.07
秋は収穫の季節です。お米をはじめ、秋の野菜・果物やお魚など、田畑や山の幸、海や川の幸があふれます。
病院のある新潟市の北区は、農作物の生産基地として、多くの作物が栽培され、季節ごとに出荷されていきます。
このような旬の作物を、おいしく食べることができるのは、とても幸せなことと思います。
品数の多さや品質・素材の良さは、他県に勝る新潟県民の誇りでもあります。

そのものの味を感じるためには、あまり調味料を使わず、うすい味付けで
調理することが良いのですが、一般的には、加齢に伴い味付けが濃くなる
傾向にあり、高血圧や糖尿病との関係が気になります。

味を感知するのは、舌やその周囲の粘膜にたくさんある味蕾(みらい)
という目にはみえない部位で感じています。
食物をよくかんで、水分や唾液と混和されることで、食品中の味成分が
液体に溶け出して、味蕾に運ばれて、味を感じることになります。

したがって、舌や粘膜の表面が汚れていたり、お口が乾燥していたりすると、味を感知しにくくなることは、容易に
想像できることと思います。舌表面の汚れが著しい場合には、専用の舌ブラシを使用して、お掃除することも
大事なことです。さらに、お口の乾燥を防ぐことも大切なことなのです。

昔から新鮮な旬のものは、寿命を延ばすといわれています。
お口をととのえて、おいしく食べたいものです。

新潟リハビリテーション病院/歯科医:今井信行
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